赤ワインは本当に体にいい?その驚きの効能について

抗酸化物質が豊富な赤ワインは、一日の疲れを癒し、夕食をおいしくしてくれるだけでなく、それ以上の働きをしてくれるのはご存知でしたか?赤ワインは、一日あたり女性でグラス1杯(5オンス)、男性でグラス2杯(5オンス)までという適度な量であれば、驚くほど健康にいい影響を与えるのです。そこで本記事では、赤ワインが本当に体にいいのかどうかという長年の疑問にお答えしようと思います。赤ワインを飲むことが健康にいいという認識と、赤ワインが健康全般に及ぼす影響に関して、管理栄養士と最新の研究結果が示していることを紹介していきますので、このまま最後までご覧ください!

血糖値の上昇を抑える

米国糖尿病協会によると、赤ワインは天然の糖分を含んでいるにもかかわらず、血糖値を正常にキープするのを助けてくれるそうです。赤ワインは最大24時間血糖値を下げることができるので、特に血糖値が高いことで悩んでいる人には有益かもしれません。ただし、赤ワインを血糖コントロールの薬や治療法の代わりに飲むべきではありません。適度に摂取する程度であれば、有益な栄養補助食品となり得るというだけです。

記憶力と認知機能を向上させる

赤ワインにはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは抗酸化物質で、体が病気と闘うのを助けてくれるほか、その他の健康上の利点ももたらします。特に、赤ワインに含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロールは、短期記憶力を向上させる可能性があります。最近の研究によると、レスベラトロールには記憶障害など睡眠不足によって引き起こされるダメージを防ぐ効力があり、学習能力や認知処理能力を向上させることが証明されています。

また、赤ワインの意外な健康上のメリットとして、記憶機能が損なわれる病気である認知症(通常、高齢者が発症する)のリスクを低下させる可能性があるということが挙げられます。

がんのリスクを低減するかもしれない

最近の研究によると、赤ワインが悪性細胞、特に乳がんや食道がんに関連する細胞の形成を阻害することによって、がんのリスクを低下させる可能性があることが示唆されています。がんの専門家によると、ブドウの皮に含まれるポリフェノールであるレスベラトロールは、がん細胞を本当に破壊することができるそうです。

レスベラトロールは、がん細胞のエサとなるタンパク質の形成を阻害することによって、がん細胞の飢餓状態を助けるのです。レスベラトロールは、ブドウの皮と赤ブドウジュースに含まれる強力な抗酸化物質で、人間の細胞や臓器に害を与えるフリーラジカルと戦うために体をサポートしてくれます。

心臓の健康に役立つ

赤ワインの効能として最もよく知られているのは、心臓の健康を増進する可能性です。赤ワインをはじめ、ポリフェノールが豊富に含まれている食べ物や飲み物を摂取することは、心臓病のリスク低下につながると長年知られてきました。さらに赤ワインには、心臓の動脈の内膜を維持する作用がある上に、体内の「悪玉コレステロール」の除去を助けるHDL、つまり「善玉コレステロール」を増加させる作用もあります。コレステロールが高いと、心血管疾患や脳卒中のリスクが高まるのは周知の事実でしょう。

目の健康に役立つ

赤ワインが持つ健康上のもう一つのメリットは、レスベラトロールによる効能です。血管を拡張する性質を持つ赤ワインは、目の微小循環を増加させる可能性があるそうです。これによって、加齢による目の病気、糖尿病性網膜症、緑内障など、視力を脅かす病気を予防することができます。