世界で最も高価なワインランキングBEST5
さて、白ワインと赤ワインのどちらを選ぶかよりも、お金を生み出すことのほうが重要な時代ではありませんか?もしこれにそうだと同意したなら、ワイン投資をはじめる時が来たようです!たかがワインと思われるかもしれませんが、中には、オークションで50万ドル以上の値がつくトップセラーボトルもあり、これらのヴィンテージワインを評価するのにノートやフィニッシュのセンスは必要ないのです。本稿では、これまでに販売されたワインの中で最も高価なボトルを紹介していきます。では早速チェックしていきましょう!
第1位 ロマネ・コンティ 1945年(55万8,000ドル)
ロマネ・コンティがこれまでに販売された中で最も高価なワインランキングのトップに躍り出たことは、全く驚くことではありません。ロマネ・コンティは常に世界トップクラスの最高級ワインを製造していることで知られており、1937年のグラン・クリュの赤ワインでも、その値段は7万3,228ドルもします。1994年のモンラッシェ・グラン・クリュの白ワインだと、1万911ドルです。
ロマネ・コンティは、本ランキングの他のワインと同様に、オークションで真に輝きを放ちます。2018年のオークションでは、1995年のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・グラン・クリュが世界新記録となる価格、55万8,000ドルで落札されました。このワインはもともと600本しか製造されなかったそうで、この時のオークションで出品されたのはわずか2本だけでした。
第2位 スクリーミング・イーグル 1992年(50万ドル)
どうやら、ワインで一番お金が儲けられるのは、オークションのようです。スクリーミング・イーグル 1992年はかつて、最も高額な値段で落札されたワインボトルの世界記録を持っていました。2000年のチャリティーイベントにて、50万ドルで競り落とされていたのです。この当時の記録は、その後18年間破られることはありませんでした。
スクリーミング・イーグル 1992年は供給量が限られているため、一般的に高値で転売される傾向にありますが、それにしても、このワインボトルが50万ドルという破格の値段で売却されたというニュースは、ほとんどのワイン通を驚かせました。
第3位 シャトー・ムートン・ロートシルト 1945年(31万ドル)
ロートシルト家は、19世紀に世界最大の個人資産を獲得した一族です。現在でも、この一族は世界有数の資産家として知られており、推定純資産は3,500億ドル以上と言われています。この一族が所有するブドウ畑は、ハイスタンダードの個人向けワインを生産していることで有名です。
1945年のシャトー・ムートン・ロートシルトは、前世紀のトップヴィンテージワインです。1997年のオークションにて、このワインボトルに31万ドルを支払って買い取った人は間違いなくこれに同意してくれるでしょう(笑)。実は、このボトル自体が第二次世界大戦の連合国軍の勝利を象徴しているそうで、ラベルの”V”がそれを証明しています。
第4位 シャトー・シュヴァル・ブラン 1947年(30万4,374ドル)
1947年のシャトー・シュヴァル・ブランは、第3位のムートン・ロートシルトよりもほんの数千ドルだけ”お得”です。プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(A級)に分類されるこのワインは、しばしば史上最高のボルドーワインとして高く評価されています。ちなみに、サンテミリオンのワインでA級に認定された銘柄は、これまでに2本しかありません。このボトルは2010年にオークションに出品され、30万ドルで売却されました。
第5位 ハイドシェック 1907年(27万5,000ドル)
最も高価なワインというのは、一般的に、著名な生産者やヴィンテージワインに支配され、数量も限られています。この1907年のハイドシェックに高い価値がついたのは、そのボトルが航海したからです。第一次世界大戦中、ドイツの潜水艦がこのワインを輸送していた船を沈没させたところ、幸いにも、魚雷に耐え抜いたボトルが残っており、その後81年の間もずっと発見されていなかったのです。
そして1997年になって、ついに海底から2,000本以上のワインが回収されました。決して飲みやすいワインではありませんが、どんな食事にもよく合うのが特徴です。